調査研究
World Aviation Festival @リスボンに弊社調査員が参加しました
2025年10月7日から9日の3日間、リスボンで開催されたWorld Aviation Festivalに、JAL航空みらいラボの調査研究員3名が参加し、航空業界の最新動向について調査を行いました。
Aviation Festivalは、エアラインの経営戦略、航空テクノロジー、イノベーションなどをテーマに、アジア(Aviation Festival Asia)、北米(Aviation Festival Americas)、ヨーロッパ(World Aviation Festival)の3地域で毎年開催される、航空業界最大級のカンファレンスおよび展示会です。
今回のWorld Aviation Festival 2025は、10月7日から9日にかけてポルトガル・リスボンで開催されました。航空会社、空港、旅行テクノロジー企業などから4,500人を超える参加者と、約600人の講演者が集まりました。
会場では400社以上の企業が最新のソリューションを紹介する展示ブースを設けました。また、AIや機械学習、顧客体験の向上、航空リテール、持続可能性、運航効率など多岐にわたるテーマで基調講演やパネルディスカッションが行われ、航空業界の未来に向けた活発な議論が交わされました。
昨年アムステルダムで開催されたWAF(World Aviation Festival)では、AIの航空事業への導入に対し「どこか漠然とした期待」にとどまっていましたが、今年のリスボン大会では状況が一変していました。多くのセッションでAIの具体的な活用事例や今後の展開可能性が取り上げられ、AIの導入が「現実的な経営戦略」として急速に注目を集めていることが、会場全体の熱量からも感じられました。航空業界におけるAI活用が、本格的な実装・拡大フェーズに突入したことを強く印象付けるカンファレンスとなりました。