調査研究

上智大学と共同研究の一環として、奄美・宇検村の伝統行事「豊年祭」の運営に参加しました

2025年9月12日から16日にかけて、JAL航空みらいラボは、環境保全と観光振興の両立を目指す「奄美モデル」の構築に向けた共同研究の一環として、上智大学大学院地球環境学研究科の学生10名による奄美大島・宇検村での現地研修を支援しました。この研修では、宇検村の伝統行事「豊年祭(どんと祭り)」の運営に参加し、環境・文化・経済の共生による地域活性化を体験的に学びました。

豊年祭は、奄美群島の宇検村で毎年秋に開催される伝統的な祭りで、島の人々が一年の実りに感謝し、翌年の豊穣を祈願する大切な行事です。祭りでは、集落ごとに踊りや相撲、唄などが奉納され、地域の絆を深める文化的な役割を果たしています。

上智大学の学生たちは祭りの準備段階から参加し、踊りの練習や会場設営、奉納相撲など多様な活動に取り組みました。祭り当日には、地域住民と一緒に「八月踊り」を輪になって踊り、伝統文化を身体で体感しました。学生からは「地域の人々の温かさと豊かな文化に触れ、教室での学びが現地の暮らしとしっかり結びついた」という感想が寄せられました。

準備の様子
八月踊りの様子

本研修は、単なる地域交流を超え、環境保全・文化継承・観光振興の三者を総合的に学ぶ実践的な教育プログラムです。日本航空は、上智大学と連携し、移動や現地調整のサポートを行い、企業・地域・学生が共に持続可能な地域づくりを推進しています。

研修の最後には、学生チームが宇検村役場で研究成果や気づきを発表し、地域政策との連携可能性や今後の課題について意見交換を行いました。この双方向の関わり合いが、奄美群島の環境と観光の持続的な共存・発展に向けた「奄美モデル」実現への大きな一歩となっています。

宇検村役場での発表の様子

JAL航空みらいラボは、今後も地域の伝統と自然を活かした持続可能な航空・観光の未来創造を目指し、大学・企業・地域との連携による多様なプロジェクトを推進してまいります。

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